弊社では小型風力発電機を販売しております。当社の製品は、各地で街路灯(ガーデンライト)や系統連系、ウィンドファームでの売電、海外では携帯電話基地局の補助電源などとして活躍しています。
特長と効果
- 1.風の方向に関係なく回転
垂直軸型のため、全方向からの風を活用できる。 - 2.風速1m程度の微風で起動
ブレードの形状により、微風でも回転起動します。 - 3.大きさをカスタマイズできる
金属加工品のため、大きさ自由設計できます。 - 4.軽量かつ簡易構造のため運搬性・施工性に優れる
軽量構造で、現地での組立・施工が、比較的容易です。 - 5.小スペースでも設置可能
地上高を高く取らずに済み、小スペースでも設置が可能です。
- 6.雷に強い
金属性のためFRPの様に破壊されることがありません。 - 7.回転速度が比較的ゆるやか
強風による破損や、振動、騒音が発生しにくい。また人体に影響をあたえる低周波もない。 - 8.強風に強い
プロペラ式は、高い位置に羽を広げ、重量のある発電機を上に置く。当社の製品は、低重心に設計できるため、強風に強い。 - 9.飛散防止が容易(安全)
回転半径が小さく空間を取らないためゲージで囲い、万が一の場合も、周辺へ飛散することが防止できる。
特許技術
さまざまな風車が動作原理として「揚力」や「抗力」のいずれかを利用しています。そこで当社の製品は、揚力と抗力の双方を利用、すなわち「風を2回使う」ことで回転効率を上げ、微風でも起動する風車を実現しました。この技術は特許第3451085号として登録されています。
従来型の羽(ブレード)との大きな違いは、従来型が航空機の羽のような形状で袋状に閉じているのに対して、当社の製品では羽の後方部分に切欠部があり、ブレードの断面は「つ」のような形になっています。この「つ」の袋のような部分で風を受けること、抗力を利用することを可能にしました。
左の図は風車を真上から見た図です。図では、右側からの風を受けています。図中の上のブレードは抗力によって回転しています。図中の下のブレードは揚力によって回転しています。ジャイロミル型風車と、サボニウス型風車のそれぞれの動力源である、「揚力」と「抗力」を同時に効率的に利用している原理が理解いただけます。この独特なブレード構造により、従来型ブレードの起動風速9.3m/秒に対し、当社の製品のブレードでは機動風速0.8m/秒という結果が得られました(シグナスミル社 風洞実験値に基づく)。9.3m/秒という風速は、気象庁風力階級では「葉のある灌木が揺れ始める速度」あるのに対し、0.8m/秒は「煙は風向きが分かるくらいたなびく」程度の微風です。